Genius56 赤澤マジック
青学VS聖ルドルフ戦は波乱の幕開け!
ダブルス2だけでなくダブルス1のゴールデン・ペアでさえ
苦戦するというこれまでなかったやばい展開となっています!
菊丸は苦手コースばかり狙われてますが、
あえて回りこむことで得意コースに変化させて対抗します。
その敏捷さには部長の赤澤も敬服するほどだったが、
彼はまったくひるまず攻める一方。
菊丸は得意のダイビングボレーを放つも惜しくもアウトになってしまう。
どうやら敵は菊丸にばかりボールを集めてるようで、
それに気づいた大石はフォローすると話しかけますが
反応が一呼吸遅れます。
これはかなり集中力が切れている証拠。
本来の菊丸ならボールが集まると集中力が増すタイプだそうですが…
大石はあることに気づく!
こちらを不気味な笑みを浮かべながら見つめる観月はじめに…
この時点でゲームカウントは4-3と
そんなに引き離されてはいないものの、
菊丸のイージーミスが目立つのが気になるところ。
不二はそれだけ赤澤のプレッシャーがすごいと踏みますが
乾はそれだけじゃないと指摘する。
赤澤はシングルスとしてはすごいらしいが
ダブルスはまだ不慣れな選手なので
そのオーダーにはまだ秘密が隠れている可能性がある、と。
するとリョーマが核心をつくセリフをはく。
ねえ ボールが5つ6つくらいに見える、と!
乾はそれを聞いてすぐにピーンと来た。
赤澤はバックハンドストロークの際、
ラケットのスイートスポットをはずし、
先端で打つという妙な癖をもっている。
セオリーからは外れる打ち方ではあると思われるが、
その打球は無数のブレが生じているはずと乾はいう。
でもそれは常人では判別できないブレです。
が、動体視力がハンパない菊丸にとっては・・・
無意識に全てのボールを目で追ってしまい
集中力と疲労が多く蓄積していったのです!
しかもこれを炎天下の中でやられたらなお一層疲れてしまうもの。
やはりえげつない、恐るべし策士・観月はじめ。
観月は自信たっぷりに、今頃気づいても遅い、
菊丸くんはこちらのペースに落ちた。
人間の集中力なんて時間が限られている、
例外などなどないと言いかけると・・・
リョーマと乾はニタ~としだします。
菊丸の顔つきが変わりラケットを腕で回し始めたのです!
これは彼の集中力が極限状態になったことだったでしょうか!?
やはりそう簡単に終わってもらっては困ります!