Genius181 葵剣太郎
4-0と追い込まれてから
急激に動きが変わった葵剣太郎。
大石は乾からこれまでの剣太郎の
成績データを見せてもらうと、
なにやら気付いたようです。
海堂はその後も押し切られ、
スネイクを打つも彼には通用せず。
それどころかスネイクに向かっていき、
意表をつくドロップショットを打って
あっという間に2ゲーム目をとってしまう!
大石はもう一度データを見てくれと乾に言う。
そのデータを見てみると…
地区予選からの彼の成績が残されていた。
どれも7-5とか6-4という
接戦が目立つ感じで圧倒的という成績ではなかった。
一見するとそんなに強敵には感じないが、
大石はこう考えた。
今までの試合もすべて0-4や0-5から
ひっくり返してるとしたら…
あえて自分にプレッシャーをかけてるとしたら、と。
その予想は見事に当たっていた!
彼はそういうプレイスタイルの持ち主です!
そしてまたも剣太郎は自分にプレッシャーをかける。
このボール
ネットに当ててイン出来ない様じゃ…
一生女の子とチューも出来ない!
すると本当にそれをやってのけた!
いわゆるコードボールというやつで、
ふつうは偶然にできるショットです。
彼はそれを狙ってやってることから
相当な腕と肝っ玉の持ち主です!
そして、もうひとつ驚く出来事が…。
リョーマはランニングをしてアップしていると、
もうひとつの準決勝の試合を目撃する。
それは不動峰と立海大付属の試合なのだが、
掲示板は6-0、6-0の文字が並ぶ…。
そしてリョーマの鼓動が激しくなる。
3試合目が終わりを告げていたのだが、
そのカードは全国区クラスの橘桔平と
2年生エースの切原赤也。
勝敗は…
立海大付属 切原赤也!6-1!
あの橘が惨敗を喫していた・・・
いったい彼はどのくらい強いのか・・・
恐ろしいくらいです・・・