Genius72 本領発揮

不二裕太はライジングショットだけでなく、
ツイストスピンショットという技も持っていた!

サーブでないのにツイストサーブのように
すごい勢いでバウンドするスーパーショット!

リョーマはなかなかそれに対抗できず、
ゲームカウントが3-1と差をつけられてしまう。

後ろに下がって威力が落ちたところを狙うにも
身長が低いリョーマだと届かない。

ライジングで崩し、ツイストスピンで抉る(えぐる)

これが裕太の左殺しと観月は言います。

さすがに左利き選手に16戦無敗だけのことはあります。

でもリョーマは一味違っています。

なんとリョーマは思い切って前に出て、
ツイストスピンショットをライジングショットで返そうとします!

リョーマは激しく回転するボールを、
目を大きく見開いて見極めたか!?という感じだったが、
スーパーライジングは高度な技術です。

ほんの少しラケット面が違うだけで・・・
とんでもなくコントロールを失ってしまう。

一応打ち返しはするものの後ろのフェンスに
直接ガシャンと当たってしまうミスショットに。

一歩間違えればホームランになっているところです。

裕太は観月に教えられたこの技術で
アニキすら超えるという強い意気込みを抱いています。

だからそんな簡単にできてたまるかと思うのは当然かもしれない。

またも裕太はツイストスピンショットを打ちます。

そしてリョーマもまた前に出ます!

何度やっても同じだ、と思っていた矢先・・・

今度は良い角度でボールが返ってきます!!!

おしくもアウトになってしまいますが、
すぐ足元にすごい勢いの軌跡を描いたショットに
裕太はあまり反応できていないように見えます。

会場中がそのショットにザワツキます。

おそらくアウトを気にしてる人は皆無でしょう。

リョーマはけっこう難しいがコツを掴んだようです!

もうさすがとしかいいようがありません(笑)

そして裕太にラケットを向けて意味深なセリフを吐きます。

ねえ そのツイストなんとかってやつ

あんまり使わない方がいいよ

裕太は困惑した表情を見せます。

それもそのはず。
乾ですらその言葉の意味がわからなかったのですから。

でも、観月はおそらくわかっているはず。

あの1年、まさか…と心で言ってるので。

果たして真相はいかに。

試合は続きます。

裕太は驚きつつも気迫は衰えていません。

もし返したとしても100%完璧なライジングショットで
リョーマの横を抜いてやると意気込みます。

またも状況は先ほどと同じく、
ツイストスピンショットにリョーマが前に出ます。

でも今回は雰囲気が違う。

あーあ せっかく忠告したのにと
リョーマは余裕の表情を見せてます。

そして、まだまだだねと言い放つ!

このとき観月は感づいていた。

越前の狙いはライジングじゃない!と。

ここで話はいったん区切り。

ライジングじゃないとしたら一体何なのか。