Genius106 格好悪い事

都大会の会場受付らしきところに、
河村と阿久津と共にファミレスにいた金髪美人がいた。

青学にリードされてることを懸念し、
仁と呼び捨てにできる彼女の正体はいまだ不明。

試合はリョーマが2-1とリードし、
いったん休憩時間に入ります。

山吹顧問の判爺は阿久津にずいぶん格好悪いですねといいます。

すると阿久津は、
誰に言ってんだジジイ ドタマかち割るぞ、と
礼儀のれの字もない発言をします。

彼らしいといえば彼らしい。

判爺は起こりもせずまだ元気そうですねと
いつもどおりニマニマしています。

ここでちょっとした回想シーンへ。

2ヶ月前、阿久津は偶然通りかかった
校内のテニスコートの横を通りかかると、
ラケットとボールが置いてあったので
気まぐれにサーブを打ってみます。

そのサーブをみた判爺は拍手を送り、
すごいですね、すばらしいと言いながら
阿久津の肩を触りはじめます。

阿久津はそれを振り払い
判爺の胸ぐらを掴みますが・・・
今度はその腕を触り始める判爺。

柔らかくてバネもあるすばらしい筋肉です

そういって阿久津を評価し、
テニス部に誘っていたのです。

そして現在に戻り・・・

判爺は阿久津に半分独り言のようにアドバイスする。

緩急をつけてみましょう、

何も攻めるばかりがテニスじゃないですよ、と。

阿久津は誰に向かって指図してんだ?

と相変わらずの態度ですが、
心のなかはものすごく燃えていた。

俺は誰だ、俺は亜久津仁だぞ

誰も俺に敵いはしない
いままでどんな野郎が立ちふさがろうとも叩きのめしてきた

今までも、これからもだ!

と、自分に強く語りかけ、試合再開!

判爺はここで竜崎に阿久津が負けられない理由を明かす。

一生懸命練習してきた人間なら
たとえ負けても格好わるいことは何ひとつないが、

テニスをバカにしてろくに練習もしなかった人間が
そのテニスで負けるほど格好悪いことはない。

それが阿久津の負けられない理由だった。

意外にもシンプルな理由でしたが、
案外人間とはそんなものかもしれません。

そういうことに耐えられない人間だったのです。

阿久津は判爺に言われたとおり、
攻めるだけでなく弱い打球も駆使することで
また盛り返し始めます。

ゲームカウントは4-4とほぼ互角の展開となります!

これには不二も乾もかなり意外に感じます。

本来は人のアドバイスを聞くなど阿久津にとっては屈辱のはず。

でもそれをしているということは、
かなり勝負にもこだわっていると捉えられます。

その姿は判爺でも見たことがないもの。

いよいよ都大会は大詰めを向かえます!