Genius188 危険モードのサイン

越前リョーマと切原赤也。

お互いに重りを外して
本格的なプレーに突入します!

最初に押し始めたのは切原の方だった。

さっきまでとは比べ物にならない
スピードとパワーでリョーマを圧倒します。

テニスクラブの観客たちは
これが赤也くんの本気かと思ったのだが、
実際のところそうではないらしい。

付き添いのスキンヘッドの立海の選手も
あの試合を見るまではそう思っていたようです。

あの試合とは4日前の
関東大会準決勝・第3試合。

切原赤也と橘桔平のシングルス3の試合。

2試合連続で6-0と圧倒された不動峰は
絶望感に浸っていたが、橘だけは違った。

妹の杏の肩をポンと手で触れた後、
俺にまかせておけと勇猛果敢に挑む顔は
とてもかっこよく頼りになります。

試合が始まる前、
コート越しに馴れ馴れしく話しかける切原。

アンタ 九州の獅子楽中の橘さんでしょ?
たしか…九州二翼の一人だったんだよね

このときすごく爽やかな笑顔になってますが
これがまた不気味です…。

橘は素っ気なくそれがどうしたと答えると切原は…

今大会最速試合 何分か知ってる?と切りだし、
14分09秒と自分の記録だとアピールする。

そして…

13分台でやらせてもらうよ

と豪語します!

試合が始まると・・・

先手を打ったのは橘のほうだった!

なんて男だ
あの赤也を翻弄している

と、立海側から驚きの声が出る。

橘は強力なトップスピンをかけたショットで
ラインギリギリに落とし1ゲームを先取!

どうした切原!
13分台で倒すには随分なロスだな

今度は橘から挑発します。

すると…切原の様子がおかしいことに気づく。

目が赤く充血しており、え”え?と
ほとんど挑発も聞こえてなかったかのような返答。

それから切原はスピードとパワーが
大幅にアップし圧倒的な強さを見せつける!

強烈なスマッシュを橘の顔面めがけて放ち、
その後も執拗に同じようなショットを繰り返す。

試合はあっという間に終わってしまった。


試合時間は脅威の14分01秒59!

それでも本人は13分台を出せず
悔しそうにしていた・・・

リョーマは必死に耐え続けた。

相変わらず防戦一方なのだが、
観客からはこんな声が飛び出る。

なあ たしかに防戦一方だけど…
あの攻撃 お前だったら凌げるか?

この様子を見てスキンヘッドの彼は気づく。

切原の目が充血していた!

そして試合時間は8分19秒を経過。

これを見てヤバイと思っているようだが…

何かのタイムリミットが迫っているのだろうか…