Genius281 負けない男

全国大会での青学・氷帝戦は
2試合を終えた時点で五分五分の成績。

お互い1勝1敗で向かえた第3試合、
シングルス2で誰もが驚く人物が登場する!

なんと手塚が早くも出てきたのです!

対する氷帝は…樺地崇弘。

いつも跡部に仕えているような大男で
河村も凌ぐほどのパワープレイヤーです。

そしてどんな状況でも無表情でいる様が
一番特徴的かつ不気味です…。

一見、手塚が当たり前に勝つように感じるが
どこか嫌な予感がするのは気のせいだろうか…。

跡部がシングルス2で手塚が出てくることを
察知していたことも気にかかる。

いつものように指パッチンで合図を送り
思い知るがいいと思っているようだがこれは…

試合が始まるといきなり激しい
ラリーの応酬が繰り広げられる!

それはちょっと意外な展開だった。

手塚には伝家の宝刀・零式ドロップショットがあるので
決めるチャンスはいくらでもあるはずだった。

でも手塚はそれを出さないのではなく、
出せないでいたのです!

樺地は手塚と同じ球種で返してきている…

河村の時も波動球を真似してきた彼は
相手の技を吸収する能力があります。

だから下手に技を出せないのです。

しかし、手塚はあの技を出していた!

さっきから彼は一歩も動いていなかった!

そう、手塚ゾーンです!

回転をかけられたボールはすべて
引き寄せられるように手塚のもとへ戻っていく。

まさに神業としかいいようがない技なので
手塚にしかできないと大石は思った。

だが、その考えは甘かった!

なんと樺地も同じ技を使っていた!

彼のポテンシャルもまた底が知れない…

跡部が言うように、
手塚はハマってしまったのか…