Genius295 満足いく試合とは
8-7と王手をかけていたのは氷帝だったが
シンクロした青学ゴールデンペアの方が
圧倒的に有利な状況だった。
もはや止めるのは不可能と思えるほどの勢いだった!
だが、宍戸はしぶとく食い下がる!
以前、シングルスでは終わってると罵られるも
ダブルスでならてめぇの努力、
報われるかもなと跡部に言われたことがあった。
それを思い出しながら
宍戸は根性でボールを拾う!
だが、それすら読んでいた青学黄金ペア!
二人が同時に構える全く読めない状況になり、
今度は氷帝側が大ピンチを向かえる!
そこに待ち構えていたのは鳳!
死んでも止めるという強い想いで来い!!と叫ぶ!
だが、ボールが来ることはなかった。
ボールは青学のコート内に転がっていた。
菊丸が大石のラケットを掴んでおり、
それにより試合が終了しました。
氷帝が7-6で勝利します!
宍戸はわけがわからず何故打たなかったと
問いただすも二人はどうなったのか覚えていなかった。
覚えていたのはマッチポイントになったときまで。
菊丸の感覚では大石と一緒に
雲の上のようなトコにてすごく楽しかったようです。
まるで臨死体験のような感想です…
ほぼ無意識でやっていたことになりますが
いつか意識的に出来る日はくるのだろうか…。
榊監督の前に立つ宍戸と鳳。
また満足出来なかった様だなと指摘されると
二人揃って素直にはいと答えます。
満足していては上にいけないと思ってるので
彼らもまた成長が楽しみなコンビです。
最後になぜ打たなかったのか、
はっきりしないが不二の予想では
シンクロしたことで相棒の手首の限界をも
わかったのではないかと。
試合に負けはしたものの、
竜崎は生徒たちの成長ぶりに
満足しているようにも感じます。