Genius213 想い
追い抜いたと思ったらまた追いつかれ、
精神的にも追いつめられてきた乾。
ゲームカウントは4-4。
乾はデータテニスを捨ててまで
柳蓮二に挑むも彼は更にパワー、スピードを上げ
実力の差を見せつけ始める。
まだわからないのか?
自分のプレイスタイルを捨てた時点で
お前の勝ちが潰えた事に!
柳の強力なショットが乾を圧倒し、
ゲームカウントは5-4とついに立海がリーチに!
立海側が大盛り上がり!
あと1ゲームで関東優勝が決まるのだから
盛り上がるのは至極当然のこと。
氷帝の面々はどこか青学を応援してる感じです。
宍戸は最後の一球まで根性見せやがれと
言ってることからそう感じます。
今年の立海はここまで無敗を維持していて、
関東決勝までも3連勝かと誰もが思い始める。
乾はベンチに座ってしばし休憩を取る中、
無意識?にデータを記したノートに手が伸びる。
そこで竜崎が一言。
やはりデータが無いと勝てないかい?
立海メンバーはすでに勝ちを確信してる感じで
青学は思ったほどでもないとなめきっていた。
青学メンバーはまっすぐコートを見つめ、
絶対アイツらに勝ちたいと強く想う!
そして柳はボールを握った左手を前にだし、
いくぞ貞治 覚悟!と言い放つ。
それに乾は…俺は絶対に負けないとつぶやく。
柳はその言葉を聞いて思い出す!
あの時と同じ光景・・・
そう、小学生のときに勝負をしたときの光景…
ゲームカウントも5-4と全く同じです!
いいえ、それだけではなかった。
風が吹いて乾のノートがパラパラとめくれると、
試合展開の予想が書かれていた。
貞治…お前ワザと…
続きはここからだったハズだな
乾はデータを捨てたどころか、
当時の試合展開通りにゲームを進めていた!
さすがの柳はそれには驚きを隠せず、
データ通りに打たされていたのか!?と
乾に強く問いただす。
乾は否定も肯定もせず、
それもここまでだ…といってメガネをあげる。
ここから先は本当にデータがない勝負!
ついに2人の勝負が決着するときが近づいていた!
この試合で奇跡が起こるかもしれないと
手塚に話しかける者がいた。
氷帝の跡部です。
彼の台詞はとても意味深です!
これはもしかすると…