Genius331 最後のテニス

たとえ0%の勝ち目しかないとしても
河村は諦めるわけにはいかないと思った。

吹っ飛んだ河村を受け止めた阿久津は、
何度でも受け止めてやるよといって河村を送り出す。

河村はすでに左目が半分も開いておらず
ボロボロの状態だった。

にも関わらずゆっくりコートへ戻る。

会場からは静かに拍手が湧きます。

相手の石田銀も上にあげたラケットを
ポンと手で叩き河村を讃えます。

そしてゆっくり構えます。

河村もサーブを打つ体制に入りますが…
すでに目は完全に死んでいる…

血がユニフォームに滲み、
一部からは流れ出してもいるその姿は
言い方は悪いですがもはやゾンビ・・・

だが、その姿からは想像もできないほど
大きな掛け声をあげる!!!

燃え尽きるぜぇえええええ!!!バーニング!!と。

彼はこれが最後のテニスだと決めていて
1ポイントでも奪わなきゃ
一生悔いが残ると想いながら・・・

だが、ここで意識が飛びそうになる。

バランスを崩してかなり前方に
ボールをトスしてしまう・・・

が、彼は諦めない!!!

ギリギリラケットのフレームに当たり
最後の波動球を見事放ちます!!!

その打球はこれまでのそれとは明らかに違った!

石田は自身の波動球の参拾式か
四拾式に近い威力だと感じ無効化を図る!

だがそれは波動球ではなかった!

石田のラケットにあたったボールは
分身したかのような特殊な打球になっており、
ゴッとすごい音が鳴る!!!

ここにきて石田のラケットが初めて宙を舞う!

受けた本人はいかにも怒ったような様子で
何も効いていない風に見えた。

・・・が、なんと腕が折れていた!!!

ラケットの先にあたったことで
波動球とは異なるブレが生じ
無効化できなかったようです!

阿久津はお前の信ずる道を行け、
どこまでもな!と言って去っていきます。

やっぱ彼もかっこいいですね!

そして…試合結果が発表される!

四天宝寺中 石田銀の棄権により勝者…

青春学園 河村隆!!!

37巻はここまで!