Genius376 最終決戦!王子様VS神の子⑥
五感を奪われたリョーマ…
すでにラケットを拾うことすら満足に出来ないでいた…
ゲームカウントは4-0と幸村が圧倒的リード…
なんとかボールとラケットを拾って
サーブを打とうとするも…
もはや打つどころかボールの位置すらわからない状態。
絶望的な状況に青学の1年生たちは涙を流す。
リョーマもまた涙を流していた。
負けると思いつつも負けたくないとも思っていた。
テニスってこんなに辛かったっけと思ったそのとき、
昔の記憶の一部分が浮かぶ。
リョーマがまだアメリカに住んでいた頃、
南次郎にテニスを教えてもらっていた時のこと。
そしてリョーマは何かに気づく。
一見すると何も見えず聴こえない状態。
それでもまだ続けようとするリョーマの姿に
立海の生徒も引いてしまう。
手塚は竜崎に声をかける。
竜崎は頷いてすまんリョーマよと
涙ながらに何かを決断したかのよう…
幸村もこの状況に戸惑っていた。
五感を失っている状態では
誰もがテニスをするのが嫌になるハズなのに
なぜリョーマは続けようとするのか。
幸村はリョーマを危険すぎる存在だと認める…
そして…リョーマは南次郎の問いに答えます。
テニスって楽しいじゃん
すると…リョーマに変化が起きる!
白目が色づき謎のオーラがリョーマを包み込む!
そのときちょうど南次郎も会場に到着!
その状況に南次郎も驚きを隠せなかった。
これぞ天衣無縫の極み!?
いままで出てきたどんなオーラよりも大きく、明るい!