Genius301 青学の柱を背負って
3-0と跡部が大きくリードしたところで
しばし休憩時間になる。
跡部はリョーマの死角を正確に突くことから
このままでは勝ち目はないと乾は思った。
どんなに動きがいい選手でも
死角を突かれては反応できないことは
手塚でも認めざるをえないこと。
リョーマはベンチに横になるほど
疲労が蓄積している状態だった。
まさに忍足が言うようにズタボロ状態。
宍戸でさえ同情するほど
手も足も出ない状態になってしまっていた…
相手の死角を完璧に見抜くなどの芸当は
もちろん不可能なことだが
跡部はそれを可能にしてしまった天才!
さすが人気者はポテンシャルが段違いです!
だが、立ち上がったリョーマは
また無我の境地を使う!
そして跡部に強いじゃんアンタと
めずらしく強さを認める発言をする。
リョーマは次に立海・柳のかまいたちを放つ!
が、それも全く通用しない。
0-40となりまた1ゲーム取られそうになる。
ここで堀尾が負けたら坊主だと喚き
嫌なことを思い出させてくれます(笑)
その後も無我の境地で攻めるリョーマ!
ふつうに考えたら体力がヤバイ状況だが、
桃城はその時間が長くなってることに気づく。
詳細は不明だが、無我の境地を
コントロールし始めてるようだが…
様々な選手のプレーを体が直接反応し
ランダムに放出することで
予測不能な動きを実現している無我の境地。
だが、どんな技、どんなプレースタイルで来ようと
死角(デッドアングル)が存在している!
跡部がまたポイントを奪って
4-0とさらにリードを広げられてしまう!
しかし、ここから新たな展開に突入する!
さらに無我の境地を続けるリョーマだったが
今度はなんと目を閉じた!
氷帝ギャラリーは諦めたと短絡的に
解釈しているようだがそんなわけありません。
跡部にも何を企んでいるかわからなかったが
目を閉じたとしても彼には死角が見えていた!
そこを容赦なく攻める!
が、ここで初めてリョーマは返します!!!
しかも1回だけでなく何度も打ち合います!
跡部に怒りがこみ上げ、
真田との試合後の会話を思い出す。
跡部は真田に無我の境地は
何でもできるのかを聞いた。
真田はひとつだけ未だ出来ない技があると言う。
それは手塚ゾーン!!!
死角を狙った打球が曲がり
リョーマのラケットへ吸い込まれていく!
まだ完璧ではないが明らかに手塚ゾーンだった!
というかリョーマが使っているから
リョーマゾーン、もしくは越前ゾーンと
言ったほうがいいのかもしれませんが…
まだまだ青学は負ける訳にはいかないからね
ここからリョーマの反撃が始まりそうです!