Genius276 強さの原点
桃城は相手の心理状態まで読めるほどの
洞察力を会得したのだが、
急に忍足の心が読めなくなる。
だが、気後れは全くしていない!
やっぱそうこなくちゃ面白くねぇ!
と逆に楽しんでいる様子です。
桃城の洞察力は跡部も認めるほどのものだが
彼が言うように相手が悪かったかもしれない。
氷帝の天才は心を閉ざすことが出来るらしい…
F&D(フェイクアンドドロップ)
完璧とも言えるドロップショットを放つ忍足!
1ゲームをとって流れを引き寄せる!
手塚は随分ポーカーフェイスな奴だと突っ込む。
不二と忍足は思わず手塚の方を振り向く…(笑)
その後、試合は完全に忍足が支配する。
桃城の洞察力をもってしても
全く逆の方向に打たれてしまう。
今度はF・A・S(フラットアプローチショット)
という技を使っていた。
構える暇さえ相手に与えないほどのショット…
さらにS・S・A・S(サイドスピンアプローチショット)
というスネイクにも似た技を放つ!
彼は千の技を持つ天才と
チームメイトから絶賛されていた。
桃城がそのボールを追いかけていると…
その先には照明の柱が!
思いっきり頭をぶつけてしまう!
流血してしまうほど強い衝撃だったようで…
まわりはもうダメだと思ってしまう。
5-4と逆転もされてしまい、
何もかも絶望的な状況に・・・
だが、桃城はまだまだやる気十分。
ラケットを持っていくなと心のなかで強い意志を示す。
その想いが通じたのか、
ラケットを拾い上げたのは…リョーマだった!
暴れ足んないっスよね桃先輩
そういってラケットを手渡すリョーマ。
桃城は10分で倒してこいって事かよと突っ込むと
リョーマは…もちと当然のように答える。
そして桃城は立ち上がり試合は続行される!
跡部がここで忍足に呼びかける。
それが警告だということは彼も十分わかっていた。
青学は何をしてくるかわからないことを。
そう、青学は決して諦めないことから
奇跡を呼び起こすメンバーたちです。
忍足は油断せず全力で桃城を倒しに行く!
ここで桃城も勝負に出る!
十八番のジャックナイフを放ちます!
前半を70%の力にキープすることで
相手の目をそのスピードに慣れさせ、
100%のちからをそれ以上に
演出することができると忍足は分析。
そしてロブを打ってスマッシュを誘う。
忍足もまたここまで70%の力で戦っていた!
だが…忍足のラケットに穴が開く!
見事桃城は羆落としを破ったのです!
桃城はいままで70%どころか
30%か40%の力でやっていたのではないかと
忍足は思った。